急に順位が下がってしまいました2

SEO対策のサービスをお願いしていたのですが、2012年の春頃に急に順位が下がってしまいました。そのサービスを2012年の9月に退会したのですが、順位は戻らずお客さんの数も激減してしまいました。改善できないでしょうか。

被リンクを作為的に増やすSEO対策は危険です

そのサービスを提供している方は、おそらくSEOの世界で名前を知らない人はいないと思われるビッグ・ネームです。日本でまだSEOやってる人がほとんどいない、プロダクト・ライフサイクルで言うところの成長期から書籍も出し、セミナーもガンガンされている方で、私も数冊書籍は読みましたし、たくさん勉強させていただいた、いわば私にとっては「恩師」の様なとても尊敬していた方です。なので分析を進めていく中で、「え、あの人がこんな事をやってしまうのか!?」と非常にココロが傷みました。逆に言うと、ビッグ・ネームで成功事例をたくさん生み出してきた方でも作為的なSEO対策で順位をコントロールするのは、かなり難しく危険な行為だと言うことです。では、何が行われていたのか、簡単に紹介しましょう。

会員制サービス

サービスは、月々1万円弱を支払い会員になると数千のサイトから無料でリンクを貼ってもらえるというもの。サイトを見ると今も会員を募集しています。どの様なリンクが貼られているかというと、一つのドメインから100弱のリンクドメインは数十ドメインリンク先はトップドメインではなく、下層ページ。主に「Yomi-Search」というプログラムを使ったリンク集で構成されています。以前、私もYomi-Searchを使った自動的にリンクの集まるサイトを複数立ち上げ、リンク元に使っていたことがあります。ですが、こんなサイトはリンク目的以外では誰も利用しないと解ってますし、Googleもすぐにそれだとわかるでしょう。ですので、英語圏でパンダアップデートが実施されたことをきっかけに、全て削除してしまいました。全くコンテンツとしては存在意義を成さないサイトですし、パンダアップデートの精度がすごく高かったため、さよならしたのです。Yomi-Search以外のリンクもありますが、結局はコンテンツとしてはペラペラなので、パンダさんはそれだと認識してると思います。私は非常に危険なリンクだと感じました。

退会してもリンクは外してもらえない

相談に来られた方は2012年の9月に退会し、既に半年が経っています。ですが、リンクは外れずに残っていることが確認できました。つまり、退会してもリンクは外してもらえないわけです。すなわち自分では外せないと言うことなので、それが原因でペナルティーを受けたら最悪な結果が待っています。もしそのドメインが、企業に一つしか与えられない「co.jp」だったら、ヤヴァイですね。

これまで、いくつか急激に順位を下がったサイトを見て来ましたが、このてのリンクによる順位下降の場合、Googleは手動ではなく自動で(アルゴリズムで)順位を下げますので、Googleに再審査リクエストを出しても、「手動ではなくアルゴリズムによる順位下降なのでガイドラインにあったサイトを作ってください」としか帰ってきません。つまり、まず自社サイトがガイドラインに沿った作りになっているのか、Google目線で判断しなければいけません。次に被リンク一つ一つをたどって、そのサイトがガイドラインに沿った作りになっているかどうか見極めていく必要があります。もし、ガイドラインに違反したサイトからリンクされていれば、外してもらうようにお願いするしかないのに、サイトの持ち主が対応しないのであれば、もう回復する手がないですよね。

今回のケースに限らず、被リンクを増やすサービスの場合、退会してもリンクを外してもらえないケースがあるようです。外してもらいたければカネを払え!というのも聞いたことがありますし、払っても外してもらえない事もあるようです。一度申し込むと泥沼ですね。SEOを依頼するときは、価格で判断しないことや、リンクの数で判断しないことを強くおすすめしたいです。

リンクを否認するツール<Disavow Links Tool>

GoogleにもBingにも Disavow Links と言う機能があります。日本語にすると「リンク否認ツール」です。リンクを外してもらえないと言うのであれば、このツールを使ってリンクを否認することができます。GoogleのDisavow Links Toolにはこのような注意書きがあります。

これは高度な機能なので、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。ご自分のサイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、バックリンクを否認することをおすすめします。

これを読むとビビッてしまいますが、外部リンクを外してもらえないのであれば、もうこれしか方法はないので、拒否したいドメインもしくはページのリストを作ってGoogleに送ります。すると、いつの日かGoogleはそのリンクを無効にしてくれることでしょう。
解説ページ:Disavow Links

それにしても、月々数千円で気軽に申し込んだら、こんな泥沼な結果が待っているとは、いったいこの不満を何処にぶつけたら良いんでしょうかね。SEO対策に関しては、もうウマイ話は無いと思った方が良いと思います。人の役に立つコンテンツを作ることが最良のSEO対策だと言うことです。面白くない話ですが、大きなリスクを小さなカネで買うよりもいい話じゃないですか?

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