楽天市場 出店前に敵を知る [楽天マーケティング]
敵を知り、己を知れば百戦危うからず。 by 孫子
敵の実力・戦略を知り、己の力を客観的に判断した上で戦略を練り戦に臨めば、100戦したところで危機はない。
昔の中国の人は、多くの名言を残していますよね。今はアレですけど。
楽天市場に出店すると言うことは、戦(いくさ)です。
あなたの商売がオンリーワン商材でない限り、敵すなわちライバルが存在しています。
- 既に楽天市場内にいる敵
- これから出てくる敵
- 楽天以外に存在している敵
- 忘れてはいけない、実店舗で商売を展開している敵
インターネットにに出店しようとする人々の多くは、敵の存在を理解できていません。
自分の店舗ばかりに気を取られ、デザインやFlashをどうしようか、そのような、ある意味どうでも良い事でアタマの中がいっぱいです。
自分を満足させたいだけ。世の中、そんなサイトばかりです。
しかし、成功しているサイトの多くは敵の存在を理解し、敵に勝つための戦略をサイト上で展開しています。
あなたは大丈夫ですか?
ドキ!としたら、ライバルを洗い出してみましょう。
戦略を読む
ライバルの戦略が読めましたか?
敵は何を強調してますか?
性能ですか? 機能性ですか? 高級感ですか? 安心感ですか?
それとも価格ですか?
では、これらのライバルに対してあなたはどんな戦略で勝負しますか?
あなたの店舗でお客さんが買わないといけない理由は何でしょうか?
安易に価格に逃げてはいけません。価格は最終手段です。
お客さんに出来る限り高く買ってもらう事を考えるべきです。
なぜなら、楽天市場で成功するためには膨大な「広告費」が必要だからです。
だから、分厚い粗利が必要なのです。
敵のプロモーション戦略を読む
ライバルがサイトで言ってる事がサイトから読めたら、今度はライバルがどんなプロモーション戦略を展開しているのかを読まないといけません。
プロモーション無くして、お客さんにあなたの店舗を知ってもらう術は無いからです。
え、勝手にお客さんがあなたの店舗をみつけて、買いにやってくるって思ってました?
そんな馬鹿な!
楽天市場で成功しているサイトは、マメにプロモーション活動をやっています。
あなたも楽天市場で成功したければ、マメに広告を打たなければなりません。
代表例は楽天が発行している「メールマガジン」
一枠70万、50万、30万といった広告枠を買い取り、月に複数回広告を打っています。
もちろん、ライバルがどんなプロモーション戦略で、どんな広告を、どのメルマガに、どれだけの頻度で打っているのか、調査する必要があります。
え、広告の金額を見ただけでやる気がなくなりましたか?
でも、新聞の折り込みと比べてどうです? 高い?安い?
もしかして、インターネットはカネのかからない販売チャネルだと思ってました?
それは勉強不足ってものです。危険だから、手を出さない方が良いんじゃないですか?
こうやって、敵を知る事がまずは大切。
そして、楽天内のシェアをどれだけ取っていくか、具体的な数字に落とし込みましょう。
それは、件数なのか、売上額なのか、利益なのか。
何でも良いので、具体的な数字に落とし込むことが大切。それを具体化するために、どれだけの広告費を使い、どのようなプロモーションを打ち、何人のお客さんに来店してもらい、来店客にどれだけ高い購買率(転換率、コンバージョン率)で購入してもらうかを設計します。そして、各数字をどうやって最大限に引き上げていくのか、それが貴社の戦略ですよね。
ところで、孫氏は「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。」と言いましたが、
商売ということで考えると、何か抜けていませんか?
それは、「顧客」
商売なら
「敵を知り、客を知り、己を知れば百戦危うからず。」
ですよね。