SEO入門#12『コンテンツを充実させる』5W1H
ペンギンアップデート、パンダアップデート後の今、5年先、10年先も有効な検索エンジンのアルゴリズムの変化にビクビクしない「究極のSEO対策」。それは社会に有益なコンテンツを発信し続けることです。
コンテンツを充実させる
コンテンツを充実させると言うのは、面倒ですし、ネタが尽きるということもあり、簡単にはいかないと感じられてる方が多いと思います。でも、実際は私たちビジネスに関わっている人は、一人一人が何らかのプロフェッショナルで日々問題を解決し、前進し続けているのですから、ネタが無いということはないと思います。実は視点を変えるだけで、たくさんの記事を書くことができるようになります。
視点を変える
私たちプロフェッショナルが犯してしまいがちなミスはプロの目線で記事を書いてしまうことです。ホームページを訪れる人は超初心者かもしれません。いや、超初心者が圧倒的に多いと考えても良いと思います。ならば、プロフェッショナル視点ではなく、超初心者視点で記事を書かなければ相手に伝わりません。
今、私の机の上に蛍光ペンがあったので、これを例えに話をします。あなたが蛍光ペン屋の店長なら、この1本の蛍光ペンをどのように説明しますか? もしかして「これはuniの蛍光ペンでペン先に窓があるからはみ出しません。一本100円です。」で終わってませんか?もっと話を膨らますことができるはずです。やってみましょう。
例えば、5W1Hで切るとどうなるでしょうか。
5W1H
Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)How(どのように)
簡単にやっつけてしまうと「学生が学校や自宅で教科書を見て勉強しているときに、重要なポイントに蛍光ペンでアンダーラインを引けば目立って重要ポイントがはっきりと分かるようになります。」となってしまいます。でも、もっと細かく分解していくことができます。例えば「誰が」を考えてみましょう。
蛍光ペンは誰が使いますか? 年齢で言うと3歳ぐらいからシルバーまで使いますよね。でも年齢によって使い方が違いそうです。乳幼児はお絵かきのはしりって感じですけど、幼稚園ぐらいの年齢になると何かを表現するために使いそうです。小学校に入学する頃ぐらいからラインマーカーとして使い始めますが、メッセージカードをデコレーションする時にも使います。切りが無いのでやめますが、年齢で見てもたくさんの「誰」が出てきます。また社会人をさらに分解してみたらどうでしょうか。社会人と言っても駆け出しのサラリーマンから会社役員までいますし、技術系の方も営業の方も、店頭を任される方も、デザインをされる方も、とんでもない数の「誰」が出てきます。「誰」がたくさん出てくると、それぞれを主語として文章を書くことができます。それだけで、もうウンザリするほどの数にネタが広がったわけです。
さらに、ここまでは蛍光ペンを使う「誰」を分解しましたが、蛍光ペンを作った「誰」についても語ることができます。私の手元にあるのは三菱鉛筆株式会社製ですが、「uni」というブランドです。
5W1Hの途中ですが、ここで、一つとても強力な必殺技を紹介します。
なぜ?
それは5W1Hの中にも含まれますが「なぜ?」です。なぜ「uni」と言うんだろう? 「uni」ってどう言う意味だろう? 三菱鉛筆には「uni」以外のブランドもあるのかなあ? なぜ? なぜ?と問い続けると、書き切れないほどのネタに広がる可能性を感じませんか? さらに「なぜ?」に5W1Hを掛け算すると、とんでもなく話が広がります。蛍光ペン一本を表現するのに、いったいどれだけの時間が必要なのでしょうか。あの松下幸之助さんも「なぜを5回繰り返す」と言ってたと思います。
話を5W1Hに戻します。
5W1Hをそれぞれ抜け漏れなく分解すれば、それが掛け算となってネタが増えるわけですから、とんでもない数のコンテンツが生まれます。「誰」を考えるときには、初めにも書いたように「超初心者」の視点は絶対に漏らしてはいけませんし、プロ級のヘビーユーザーへのメッセージも出すべきでしょう。
おそらく、ここまで読んだだけでも、ウンザリするほどのボリューム感を感じて頂けたと思います。さらに5W1Hを掘り下げて行きたいところですが、いつ終わるかわからないほどのボリュームになりそうなので、あとは実践しながら考えて頂くことにして今回の話はこれで終わります。
次回は、さらに違った視点でコンテンツを生み出す方法について書きたいと思います。
■□■ 最後までお読みいただき、ありがとうございます。■□■
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