かっこいいホームページにしたい!

中小企業経営者に贈る【ここがおかしいホームページの考え方】

かっこいいホームページにしたい。その気持ちはよくわかります。
フラッシュや動画を使いたい。その気持ちもよくわかります。
でも、そちらから考えるとホームページでの成功は難しいと考えています。

誰に向けて情報発信しているのか

このカテゴリーでの基本的な考え方は、『中小企業のホームページは「新規顧客獲得」のためのツール』です。なので「新規顧客に向けて情報を発信している」と考えています。であれば「新規顧客」がどの様にホームページを見ているのか、という視点で考えなければ「新規顧客」に情報は浸透しません。

新規顧客は何を知りたい?

具体的に考えてみてください。商品のスペックが知りたい。価格が知りたい。どこで買えるのか知りたい。クチコミや評判を知りたい。どういう会社か知りたい。など。商売によっては商品ではなくサービスかもしれません。お客さんが知りたいこと、欲している事を、具体的にあげていくと、ホームページの格好良さ、と言うのはあがってきません。それがデザイン会社であれば、デザインは重要かもしれませんが、それでも、ホームページでどんな情報をアウトプットしているのかが大切で、「カッコ良さ」と「成約」との因果関係は非常に薄い事に気付きます。

新規顧客は忙しい(せっかち)

インターネットを利用する人が、検索エンジンであなたのサイトを見つけてリンクをクリックしてから、どれぐらいの時間でそのホームページの価値を判断していると思いますか? 様々な実験、調査がされていますが、長くて3秒と言われています。特に主婦は短く、1秒待てないという調査もあるようです。

これぐらい短い時間に顧客が意思を決定してると言うことは、この短い時間にあなたの商売の優位性を伝えて共感してもらう必要があるということです。ということは、フラッシュや動画はこの段階では役に立たないどころか、ローディングするだけで制限時間を超えてしまうため、邪魔でしかないと言うことに気付きます。

かっこよさ、も時として新規顧客の意思決定を邪魔する事があります。3秒の間にどれだけデザインを重視するでしょうか。カッコいいデザインが顧客の意思決定を左右すると言うよりも、わかりやすいデザインの方が大切です。

何を表現すれば良いか

新規顧客に3秒の壁を越えてもらうために何を表現するべきなのか、を第一に考えなければ、ホームページの存在する意味が無いと言う事に気付きます。新規顧客がはじめてあなたのホームページと出会った時に「あ、これこれ!」と思えば3秒の壁を突破します。ここでやっとスクロールしてもらえるようになりますが、クリックするまでココロは開いていません。

「あ、これこれ!」と思って共感してもらうためには、何を表現すれば良いですか? このような視線でホームページを考えていく必要がありますよね。

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