引っ越し業者に学ぶマーケティング

2012年4月1日に事務所を移転いたしました。
その時は、窓口業務の移転だけで大きな負荷は無かったのですが、本日全ての業務の移転(引っ越し)を完了いたしました。

そんな事を何故わざわざSEOブログに書くのか、と思うかもしれませんが、 きっとSEOを意識している方や、Webマーケティングを意識している方には参考になると思ったので、紹介したかったのです。

実は私、過去に引っ越しで非常に嫌な思いをしています。サラリーマン時代に買ったマイホームへの引っ越し。私のココロの中を想像してみてください。今日から始まる新しい生活へのワクワク感や期待感、喜び、等々。

ところが、不動産会社から紹介いただいた引っ越し屋さん、とても残念だったんです。引っ越しによって、家財が破損。壁に穴。高まっていた私の気持ちが地に叩き付けられる思いを想像してみてください。ある意味、セレモニーなのに、とても残念。弁償を要求するも、何度も何度も電話し、消費者センターに連絡し、それでも対応せず、結局対応したのは半年以上の時間が経ってから。

そんな会社、絶対嫌ですよね。誰にも紹介したくないと思うだけではなく、出来るだけ多くの人に「この引っ越し業者は使わない方が良い!」って広めたくなります。

今回の引っ越し会社選定にあたっては、やはり丁寧に対応してくれることがキーとなりました。勿論、安いにこした事はないのですが、同じ失敗は繰り返したくありません。

まずは、引っ越し会社の比較サイトなるものから、見積依頼をかけました。依頼する時に、価格重視、品質重視、みたいな選択肢が有って、品質にチェック。
すぐさま複数の会社から連絡があり「今からお伺いします!」とのこと。

ここまでの対応はどの引っ越し会社も同じレベル。電話までの時間が早かったか遅かったかぐらいの違いなので、大きな差はありません。

さて、複数社来ていただき、話しを伺った所、大きな差を感じました。
(ここからがマーケティングの話題です)

1社目は体格の良い中年営業マン。サッと荷物をチェックして
「この時期、引っ越し業界、暇なのでこの金額でどうですか?今決めましょう!」
という感じ。引っ越しの内容や保証の話しは全く無し。価格のみプッシュ。そしてこの価格、想像していなかった安さでした。

もう一社は先の業者とは正反対の対応。
会社の理念、大切にしている事。引っ越しに対する考え方、社員教育について。それから万が一の時にどのような保証を備えているのか、クルマで言うところの自賠責保険に加えて 任意保険もかけているとか、引っ越し後に出た段ボールなども後日回収します。これだけのことをやっているので、信頼して任せていただけませんか。と言う姿勢。競合がいてる事も知っているので、価格も結構頑張ってくれました。

他にも来ていただきましたが、だいたいその2社の中間的な営業でした。

同じ引っ越しでもターゲティングが全く違う事を実感。
購買要因を「価格」ととらえるか「品質」と考えるかで、ターゲットとしているお客さんの像が見えてきます。

私が選んだのはもちろん後者。
多少の金額差は、例えば後でトラブルになったときのストレスを考えると気にならない程度。気持よく対応していただく事が私の望みでした。

そして、その通り丁寧な対応をしていただき、良かったなと思いました。
するとこうやって誰かに「あの引っ越し会社は良かったよ!」とブログやfbなどで伝えたいと言う気持ちが生まれます。 それが会社の信用にもなるし、検索エンジン上でも良いリンクとして認識され、アドバンテージを獲得できます。

私が今回言いたかったのは、SEOをテクニック的にとらえて、何か裏技はないのか、と考えるのではなく、業務を丁寧にやることで顧客満足につながり、リンクが増え、5年先にも効果のあるSEOになると言う事です。

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