ゴール直前で諦める、その原因は潜在意識

突然ですが、この3年ほど興味があって潜在意識について学ぶようになりました。
ビジネスにおいてもプライベートにおいても、チャレンジを邪魔してくるヤツ、それが潜在意識です。
しかし、味方に付けるととんでもなく人生をハッピーにしてくれるヤツでもあります。

私は潜在意識マニアですが、専門家ではありませんので、科学的に証明出来なかったり、エビデンスを提示できなかったりしますが、恐れずに語ってみようと思っています。間違っていたら、優しくご指摘ください。

今日は「ゴール直前で諦める」を潜在意識の視点からお話ししてみたいと思います。

うまくいかなくて諦めてしまう2つのパターン

① すぐにあきらめてしまう

新しいことをスタートしても、チョットうまくいかなかったからと言ってすぐに諦めてしまうパターン。
インスタ映えを狙って写真を始めたが、なかなか良い写真が撮れないし、反応も取れないからや〜めた。
私はコンテンツを作成するために写真を撮りますが、良い写真を撮るためにすっごい数を撮ります。その中で使うのはたった一枚。
プロカメラマンと言われる方は、それまでにいったいどれだけの数の写真を撮ったことでしょう。この大量行動がプロを作り上げる訳です。

私は投資もやりますが、スタートして2〜3回失敗して止めてしまう人もいると聞きます。簡単に成功するなら世の中は成功者だらけになりますよね。(笑) 損も失敗もする中で成功法則を見出すのか本質です。

ここまでは、ストンと腹落ちすると思います。

② ゴール直前であきらめてしまう

お話ししたいのはこちらです。
ゴールを100としたら、90〜98まで到達しているのに諦めてしまう方もいらっしゃいます。専門家や、既に到達している人から見ると、最後の一歩だ!というタイミングでやめてしまうのです。
マラソンで例えると、ゴールテープが見えているのにギブアップするのです。
「そんなバカな!」と思いますが、意外とよくあるパターンです。

実は①のスタート直後に諦める人も、こちらのゴール直前で諦めてしまう人も、その原因は潜在意識にあります。

潜在意識の使命は現状維持

潜在意識は自分の生命を守るために現状維持させようと働いてきます。
なので、新しいチャレンジをすると「そんなことをすると死ぬかも知れない!」となり、新しいチャレンジを強烈に止めさせようと働きます。
宝くじで大金が当たっても潜在意識は「こんな大金を持っていては不幸になるかもしれない!」と散財し気付けば自己破産。
これらは潜在意識が今までの自分を守ろうと強烈に働きかけてくることが原因と言われてます。
つまり潜在意識は今までと同じ生活を好むのです。

ゴール直前であきらめてしまう

ゴール直前で諦める人
話を戻します。
ナポレオン・ヒルの著書『思考は現実化する』の中にR.U.ダーヴィーという人の話が出てきます。

●ゴールの91センチ手前で物質化した心の壁
 最もよく見られる失敗の原因は、一時的な敗北にすぎないのに、すぐに願望の維持をあきらめてしまうことである。願望の大小は別として、誰でも一度や二度はこのような経験があるに違いない。ゴールドラッシュの時代に、R.U.ダーヴィーの伯父も一攫千金を夢みて西部へ出かけて行った。しかし伯父は、人間の思考の中にこそ、無尽蔵の金脈が隠されているということを知らなかったために、大失敗をすることになる。
 伯父はシャベルとピックを持って仕事にかかった。そして、一カ月以上も掘り続けたのち、ようやく鉱脈を掘り当てる、という幸運に恵まれた。
 さっそく彼は金鉱石を運び出す機械を購入するために、メリーランド州ウィリアムズバーグの故郷へ帰り、親類や近所の人々から資金を借りて機械を買い込んだ。そして再びダーヴィーをつれて鉱山に戻った。ダーヴィーたちの掘り出した鉱石はコロラド州で最も良質のものであったので、彼らはあっという間に借金を返済してしまった。あとは儲けるだけである。
 鉱脈を掘り進むにつれて、ダーヴィーたちの夢はますます大きくなっていったのはもちろんだ。
 しかし、ある日突然、金鉱脈がなくなってしまった。同時に彼らの夢もはかなく消え去ってしまった。そこにはもはや、ひとかけらの金鉱石も残ってはいなかったのである。ダーヴィーたちは絶望の中にありながらも、祈るような気持ちでさらに鉱山を掘り続けていった。しかし結局彼らはすべてが夢と消え去った現実を認めざるをえなかった。
 彼らは最後に、採掘設備の一切をたった数万円という安い値段で屑物商に売り払い、打ちひしがれて汽車で故郷へ帰って行った。その後、その屑物商は鉱山技師に頼んで、試しにこの鉱山の再調査をさせてみた。その結果、調査した技師の計算が正しければ、ダーヴィーたちがあきらめた所からわずか91センチ下に新たな金鉱脈が眠っていることがわかったのである。そして実際、そこから金鉱脈が発見されたのである。
いうまでもなく屑物商はこの鉱脈から何十億円という金鉱石を掘り出したのだった。屑物商は願望を断念するまえに、念のため専門家の意見を聞くという知識を持っていたのである。
ナポレオン・ヒル『思考は現実化する』より引用

これはダーヴィーさんに限ったことではなく、私達がする日常の小さなチャレンジでも、自分の趣味の範囲でも、ビジネスでもどんなことにでも当てはまりそうです。諦めずにヤリ続けるコトが、成功するための一番の近道であり、そこにメンターが加わればさらに成功の確率が高まることがわかります。

聖書には

『なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。』 マルコ11章23節
このように書かれています。また別のところでは次の様にも書かれています。
『ただ疑わないで、信仰をもって願い求めなさい。疑う人は、風の吹くままに揺れ動く海の波に似ている。そういう人は、主から何かをいただけるもののように思うべきでない』 ヤコブ1章6節
「信じて行動し続けろ」という強いメッセージを感じます。
この強い意思が成功の必須条件なのだと確信します。

まとめ

新しいことにチャレンジすると、潜在意識が「そんなことをすると死ぬかも!」と邪魔をしに来ます。
そのタイミングは初めと終わり。
本当にチャレンジを成功させたいと思うのなら、強い意思を持って、成功するまでチャレンジし続けることが大切。
また、出来る限りメンターを見つけて助言して頂く事も大切。

もしこの記事があなたの気付きやヒントになれば幸いです。
最後までお読み頂いてありがとうございます。


PS. なぜこの記事を書いたのか

お問合せ頂く中に「別の会社でやったがうまくいかなかった」と言われる方が比較的多いです。よくお話を聞くと、①のパターンで諦めているケースが多いのですが、②のパターンの方も混ざっていて、あと一歩頑張ったら良かったのにね、って感じるからです。
また、私のコンサルではPDCAを廻すことが前提なのですが、1回のPだけで諦める方がいらっしゃるので、そんな魔法みたいなことを期待してもダメですよ、ということを知って欲しかったからです。
それと、昨日拝聴させて頂いた講演で講師の方が、信じてやり続けて成果に繋がっているというお話しをされていて、その影響によって書かせて頂きました。

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