Googleガイドライン違反ペナルティの解除事例
サイトが Google の品質に関するガイドラインに違反しています
http://www.■■■.com/ のウェブマスター様
http://www.■■■.com/ の Google のウェブマスター向けガイドラインへの準拠について、サイト所有者様から再審査リクエストを受け付けました。
サイトの再審査を行ったところ、今回もあなたのサイトへのリンクの中に Google の品質に関するガイドラインに違反しているものが見つかりました。
具体的には、あなたのサイトへの人為的または不自然なリンク(PageRank を操作する意図で設定された可能性があるもの)がないかどうかをご確認ください。不自然なリンクの例としては、PageRank を転送するリンクの売買やリンク プログラムへの参加などが挙げられます。
Google の品質ガイドラインを満たすようにサイトを変更することをおすすめします。変更が完了しましたら、改めてサイトの再審査をリクエストしてください。
サイトへの不自然なリンクがあり、これをご自身で管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細をお知らせください。
この問題の解決方法について他にご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご覧ください。
お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。
Google サーチ クオリティ チーム
再審査リクエスト: サイトが Google の品質に関するガイドラインに違反しています
この、受け取りたくなかったGoogleからのメッセージを受け取ってしまったサイトのリカバリーをしています。このサイトのオーナーは、今までSEO会社3社と契約し、結果は悪くなる一方。挙げ句の果てに、今のサイトはスパムになってしまっているので、新しいサイトを作らないといけない、と言われ、新たに2サイト制作したそうです。ですが、どこのSEO会社も成果を出せなかったとのことです。
バックリンク
どんなバックリクが存在しているのかをまず確認。Google Webmaster Tool で調査したところ、5,000を超えるリンクが付いていました。そのうち、自然発生的なリンクは約500件。残りは「品質ガイドラインを満たさないサイト」。代表的なバックリンクサイトをキャプチャーしました。
海外のフォーラム、誰も利用しないリンク集、何の役にも立たないブログにリンクが貼られています。アラビア語なんて、アンカーテキストになんて書いてあるのかもわからないですが、リンクはターゲットサイトへのものでした。これらが過去のSEO対策と言われているテクニックです。ですが、このサイトのように、見事にGoogleはスパムと判断したわけです。こんな幼稚なSEO対策は見破られて当然だとは思いますが、発注する側には、何をされているのかわかりません。このクライアントさんのように「このサイトはスパムで解除出来ないから、新しいサイトを作りましょう」に応じてしまい、その度に資本を投下してたら最悪ですよね。新しいサイトにも、同じようなリンクを貼り付けるわけですから、新しいサイトもスパムになる。悪のスパムスパイラルです。
再審査のリクエスト
Googleウェブマスターツールを確認してみると、過去に5回、Googleから警告を受けていますが、それに対して再審査のリクエストを送った形跡はありません。なんて無責任なんでしょうか。
マジメにSEOに取り組んでいる会社も勿論あるのですが、一部SEO会社では、こんなことをやってクライアント様から利益を得ています。このクライアント様も相当な損失を出されていますし、リンクを剥がして欲しいとリクエストしたところ、高額な費用を請求されたそうで、結局剥がすことが出来ていません。
このクライアント様がSEO会社と契約した理由は「料金の安さ」だったそうです。過去のバックリンクだけで上位表示していた頃のGoogleと、現在のGoogleでは技術が全く違い、過去の対策は全く効かなくなってしまったのです。ですが、過去の実績をひっさげて営業しているSEO会社はまだまだあるようです。SEOを契約する際には、その実績がいつのモノで、今現在はどうなっているのか、一つ一つチェックするべきでしょう。
SEOに必要な技術が全く変わった
過去のSEO対策はターゲットサイトへ外部のサイトから大量にリンクを貼れば成立していました。しかしGoogleはそれに対して「No」と表明し、そのテクニックは効かなくなりました。なので、過去、どれだけの実績があっても、それは今のGoogleには通用しないのです。(Googleもまだ完全ではないようですが、アウトなサイトはドンドン消えて行ってます。)
このクライアント様のように「安いから」という理由でSEOを契約し、悪のスパムスパイラルに巻き込まれないように注意してください。発注する前に何をするのか、確かめましょう。リンクの数だ、IP分散だ、なんてもう終わってますから。
解除するには
解除するにはGoogleのポリシーに反する事は全て取り除き「再審査のリクエスト」を出す以外にありません。5,000件のリンクがあれば全てのリンクにアクセスし、削除依頼していくのです。先の例のようにアラビア語、ロシア語、だったら、削除依頼のメールすら書けません。では、どうすればいいのでしょうか。
Disavow Links Tool
どうしてもリンクが外せなかった場合に限り、Disavow Links Toolを使ってリンクの否認をお願いすることが出来ます。使い方を間違えると、リンクパワーを失うことになるのでそこは要注意です。
ペナルティー解除完了
このサイトの場合、再審査リクエストを出して2日後にメール(ウェブマスターツールではなく)で回答が帰ってきました。以下、キャプチャーです。
サイトオーナー様
ご連絡いただき、誠にありがとうございます。
http://www.■■■.com/ の Google のウェブマスター向けガイドラインへの準拠について、再審査リクエストを受け付けました。
貴サイトは以前、Google の品質に関するガイドラインに違反しているとの判断に基づき、ウェブスパム チームが対策を適用しました。お送りいただいた再審査リクエストを検討した結果、この処理を解除しました。なお、この処理の取り消し後、サイトが Google のインデックス登録と掲載順位システムに反映されるまで時間がかかる場合があります。ウェブスパム チームが手動で対応していなくても、その他の問題がサイトの掲載順位に影響することがあります。検索結果の掲載順位は、アルゴリズムと呼ばれる一連の数式を使用して Google のコンピュータが決定します。Google では毎年、検索アルゴリズムに多くの改良を加え、ページの掲載順位には 200 以上のさまざまな情報が反映されています。Google では常に最善の検索結果を提供するため常に更新を行っているため、Google のアルゴリズムが変わったり、ウェブ(サイトを含む)を変更したりすると掲載順位が変化する場合があります。Google の検索結果でサイトの問題が解決しない場合は、こちらの記事をご覧いただき、問題の診断にお役立てください。
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=34444
検索結果の品質向上にご協力いただきありがとうございます。以上、どうぞよろしくお願いします。
Google サーチクオリティチーム
Googleの理念は何なのか。その中で「検索」はどの位置にあるのか、その辺りを探り、それに則ってGoogleの理念に反するサイトを無効にすることで、ペナルティーは解除されます。
何度、再審査リクエストを出してもペナルティーが解除されないために、「再審査リクエストをGoogleは見ていないんじゃないか。」「どれがダメなのかわからないから、Googleさんが解除して。」みたいな書き込みをフォーラムの中でも見かけますが、ちゃんとチェックしているようです。自分がリンクを貼り付けたわけではない、SEO業者がやったことだからわからない、と言いたい気持ちは十分に解りますが、そのようなSEO会社に発注してしまった責任もあると認め、真摯に対応すればきっとペナルティー解除してもらえると思います。
今日のまとめ
くれぐれも、SEO対策を発注する場合には悪い業者にあたらないように気を付けてください。ダメな決め方は、
- 安いから
- 有名だから
- 広告が魅力的だったから
SEO対策は、それ単体で発注しないのが一番の良策かもしれません。
スパム解除の相談を受け付けています
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