ツールによるSEO対策 人柱編

安いSEOツールで簡単にGoogleの順位を操作できたらいいなあ

私も正直、このように思います。
そして最近は、ツールによるSEO対策を進められる機会が増えたように思います。
弊社では、ネットショップの運営もやっておりますので、そちらのチャネルからの営業や、メルマガによる営業で特に目に付く様に感じます。

創業時(2006年)、弊社でも「Self SEO」とういツールを販売していました。自動でソースを最適化するものでした。当時はそれなりの効果がありましたが、今では販売もしていません。検索エンジンの技術が上がり、そんな事では最適化はできなくなったからです。

SEOツールを試してみました

よくある広告内容はこんな感じ。SEO対策に悩んでいる人達には刺さるかもしれません。

  • IPアドレスが分散された日々リンクが増えていくツールだ
  • パンダアップデート、ペンギンアップデート、ハミングバードに動じない
  • コンテンツ量が豊富なページからの被リンク
  • ビッグワードでも上位表示が可能だ
  • 等々

「一体、どんな技術が使われているのか?」「簡単な操作でそんな効果が期待できるのだろうか」「理念やオペレーションはどうなのか」と、興味を持ってしまったので、競合調査の意味も含めて昨年末ごろに購入して実験をしていました。
そろそろ3ヵ月経ち、成果があらわれているのだろうかとチェックしてみました。
どこの何というツールかは言えませんが、参考にしていただければと思います。

2つのタイプのSEOツール

ブログパーツ的なツール

自社のサイトにブログパーツを設置します。するとその中にアンカーテキストによる他社のSEOワードが多数表示されます。その表示は固定ではなく、ランダムに入れ替わっている様子。
このSEOツールを申し込んだヒト同士でランダムな相互リンクを張り合っているカタチです。
このツールを設置するのはサイドバーであったり、メインコンテンツのフッター部分になります。そもそもGoogleはサイドバーやフッターのリンクをあまり重要視していないようなので、効果があっても限定的かもしれないと仮説が立てられます。
また、このブログパーツのデザインが私的には目を背けたくなる感じでした。
なので、昔使っていたサイトでミドルワードクラスのキーワードで実験しました。

WordPressのコメント欄にアンカーテキスト

200のWordPressで構成されたサイトが用意されています。その中に「掲示板」というページがあり、そのコメント欄にアンカーテキストによるリンクが挿入されるというタイプでした。
それぞれのサイトのコンテンツは、ニュースコンテンツのテキストコピーと引用先へのリンク程度。まだ、ワードサラダの方がマシだろうというお粗末なコンテンツです。リンクが挿入される掲示板のページは、掲示板のコンテンツ無し。つまり、アンカーテキストだけのコメントが大量に列ぶだけのページ。弁護士のキーワードからアダルトのキーワードまでただただアンカーテキストが列んでいます。なので、ページ構成は異様な感じです。一般のインターネットユーザーにとっては利用価値ゼロです。
こちらは、複合キーワードを狙ってセッティングしてみました。

さて、結果やいかに!

結果:効果ゼロ

効果を順位アップと設定した場合、効果はゼロ、順位変動無しでした。
ま、結果ゼロで良かったです。ペナルティーを覚悟していましたので。

ウェブマスターツールでは次の様な変化がありました。
ブログツール型は、ある一つのドメインから2,548リンク、
その他に116サイトからそれぞれ10〜30リンクが確認できました。

WordPressのコメント欄からのリンク
こちらはウェブマスターツールでリンクが増えたことが確認できませんでした。
リンク元のトップページがGoogleにキャッシュされていることは確認できましたが、リンク元になっている掲示板というページは一つもキャッシュされていません。(あんまりだわ)
この件をSEO業者に確認したところ、
「ビッグキーワードから複合キーワードまで、著しく効果が出ている。出ていないケースはSEO対策の根本的な解釈と理解が必要だ。SEO対策は決して正解の無い施策だ。」と何を言ってるのか理解出来ない回答。
じゃあエビデンスを出して下さいと言うと
「個人情報になるのでエビデンスは出せない」と回答。
(リンク先を辿れば一発で分かるので個人情報も何も無いのですが…)

SEO業者とのやり取りの中で気になった部分

SEOツールを試す目的の一つに「理念やオペレーションはどうなのか」を確認したかったこともあったので、その部分にも少し振れておきます。
SEO業者とのやり取りの中で気になったのは以下の点をあげておきます。これらから何を感じるかはあなた次第ですが、このようなSEO業者がどの様な理念で仕事をしているのか、深層心理に何があるのか感じ取ることができるのではないでしょうか。

googleが推奨されている内容でSEO対策しても思うような結果は得られないのがほとんどであります

「基本的にはバックリンクを獲得する為のソフトを販売しております為、検索エンジンによる効果への影響につきましては具体的に把握しかねる点もございます。」

Googleに相談してもイイですか? に対して
「本ソフトを使用してリンクしているという内容とリンク先を挙げた場合、リンク先サイトが一斉にペナルティーになりますと、ご利用者様全員にご迷惑をとなり甚大な被害をこうむる事になります」

宣伝広告するときには「ビッグワードでも上位表示が可能だ」と言うのですが、結局は「順位を上げるのは仕事では無く、リンクを販売しているのだ」と言う。
Googleに見つかるとペナルティーになる可能性が高いことを認識しながら販売している。
Googleと仲良くしようとするのでは無く騙すという姿勢。

と、このような感じです。
いったい、何のために費用を払ってるんだ、って思います。たとえ1円であっても費用を払う価値は無いと私は感じました。

結論

ここにあげたの一例にすぎないので、全てのSEO対策ツールがこのようなモノだとか、全てのSEO業者がこのような理念で経営していると言うものではありません。

このようなSEOツールを使って手軽に自分の思いのままグーグルの順位を操作したいと言う気持ちはとても良く理解出来ます。ですが、その気持ちを逆手に取った商売もあることを認識する必要があります。

このようなSEOツールを使う使わないはご自身で判断されるべきですが、私としましては、「Googleが推奨しているSEO対策」を素直に認めて愚直にやることを強くオススメしたいと思っています。

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